ファクタリング

ファクタリングとでんさい(電子記録債権)の違い|どちらを選ぶべきかを解説

売掛金の早期資金化の手段として、ファクタリングと並んで名前が挙がるのが「でんさい(電子記録債権)」です。どちらも売掛金を活用した資金調達手段ですが、仕組み・コスト・利用条件がまったく異なります。

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でんさい(電子記録債権)とは何か

でんさいは、株式会社全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)が提供する電子的な金銭債権です。手形や売掛金を電子化し、インターネット上で管理・譲渡・割引ができる仕組みです。でんさいの利用には、取引金融機関を通じて「でんさいネット」に利用者登録する必要があり、売掛先もでんさいネットに登録していることが前提です。

ファクタリングとでんさいの違い

コストの違い

ファクタリング(2社間):手数料5〜18%。

ファクタリング(3社間):手数料1〜9%。

でんさいの割引料:年1〜5%程度。

コスト面ではでんさいの方が大幅に有利です。

利用条件の違い

ファクタリング:売掛先の同意が不要(2社間の場合)。自社のみで手続き完結。

でんさい:売掛先もでんさいネットに登録していることが必須。売掛先が対応していなければ利用できない。

この「売掛先の対応」がでんさいの最大のハードルです。

審査スピードの違い

ファクタリング:最短即日。

でんさい:銀行審査が必要。通常数日〜1週間。

審査基準の違い

ファクタリング:主に売掛先の信用力。自社が赤字でも利用可能。

でんさい:自社の信用力(銀行との取引関係)。赤字企業は割引を断られるケースあり。

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どちらを選ぶべきか

でんさいを選ぶべきケース:売掛先がでんさいネットに登録済み。銀行との取引関係が良好。コストを最小限に抑えたい。時間的余裕がある。

ファクタリングを選ぶべきケース:売掛先がでんさいに対応していない。今日〜数日以内に現金が必要。自社の信用力に不安がある。銀行融資の審査に通らない。

ファクタリングの詳細はファクタリングとは?を参照。ファクタリング会社の比較はファクタリングおすすめ比較7選を参照してください。

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この記事の更新履歴

  • 初版公開

よくある質問

Q ファクタリングとでんさいはどちらが安いですか?
A

でんさいの割引料(年1〜5%)の方がファクタリングの手数料(2社間5〜18%)より大幅に安いです。ただし売掛先がでんさいネットに登録している必要があります。

Q でんさいの利用に必要な手続きは?
A

取引金融機関を通じてでんさいネットへの利用者登録が必要です。登録まで1〜2週間程度かかります。

Q でんさいは個人事業主でも利用できますか?
A

利用できますが、銀行との取引関係が浅いと割引を断られるケースがあります。ファクタリングの方が利用しやすい選択肢です。

深作浩一郎
この記事の著者・監修
代表取締役 深作浩一郎

深作浩一郎|株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン 代表取締役 / 空き家地方創生株式会社 取締役CFO。2,000社以上の中小企業支援実績を持つマーケティングコンサルタント。CFOとしてTOKYO PRO Market上場準備を主導し、監査法人対応・J-Adviser審査対応・財務戦略の策定・金融機関への融資交渉・資金繰り計画を統括。自らも通販会社の設立と会社売却を繰り返す仕組みを作り、法人カード・ビジネスローン・ファクタリング等の法人金融サービスを経営実務として活用。著書に『ゼロイチ起業』『現在の自分をお金に変える方法』。