「入金されているはず」と思って通帳を確認した。入っていない。請求書は先月出した。支払い期日は先週だった。しかし入金がない。
この瞬間、多くの中小企業経営者は「どうしよう」と固まってしまいます。催促するのは気まずい。しかし放置すれば資金繰りに穴が開く。
この記事は「催促の仕方がわからない」「何と言えばいいかわからない」「メールの書き方がわからない」という経営者のために、コピペで使えるテンプレート付きの完全マニュアルを公開します。
「資金繰りに追われる経営」を
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未入金に気づいたら「即日」で動く理由
未入金に気づいてから行動するまでの時間が長いほど、回収率は下がります。
入金期日から1週間以内に催促した場合:回収率95%以上。大半は「処理忘れ」であり、連絡すれば数日以内に入金される。
入金期日から1ヶ月以上放置した場合:回収率が低下し始める。取引先の「払わなくてもいいだろう」という意識が芽生える。
入金期日から3ヶ月以上放置した場合:回収率が大幅に低下。取引先の経営状態が悪化していた場合、回収不能になるリスクがある。
入金期日を1日でも過ぎたら、その日のうちに連絡してください。「催促は失礼」ではなく「催促はビジネスマナー」です。
段階1:電話で確認する(入金期日の翌日)
最初の連絡は電話がベストです。メールは読まれない・埋もれるリスクがあるためです。
電話スクリプト(そのまま使えます)。
「○○(取引先名)様、いつもお世話になっております。○○(自社名)の○○(自分の名前)です。○月○日付でお送りいたしました請求書No.○○、金額○○万円のお支払いについて、お支払い期日が○月○日でございましたが、本日時点で入金の確認が取れておりません。お手数ですが、お支払い状況をご確認いただけますでしょうか」。
相手の返答パターン別の対応。
「確認します」→「ありがとうございます。本日中にご連絡をいただけますでしょうか」と期限を区切る。
「処理が遅れている」→「いつ頃お支払いいただけますか」と具体的な日付を聞く。答えてくれた日付を復唱して確認。
「資金繰りの関係で遅れている」→「○月○日までにお支払いいただくことは可能でしょうか」と期限を提示。可能であれば合意し、メールで確認。
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その具体的な方法を実体験ベースで解説します。
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段階1の後:確認メールを送る(電話の直後)
電話で確認した内容を、必ずメールで書面化してください。口頭の約束は証拠にならないためです。
メールテンプレート(そのまま使えます)。
件名:【お支払い確認のお願い】請求書No.○○(○○万円)
○○株式会社 経理ご担当者様
いつもお世話になっております。○○(自社名)の○○です。
本日お電話にてご確認いただいた件、メールでもご連絡いたします。
下記の請求書について、○月○日時点で入金の確認が取れておりませんでしたので、ご確認のご連絡をさせていただきました。
請求書番号:No.○○。請求金額:○○万円(税込)。請求書発行日:○月○日。お支払い期日:○月○日。
お電話にて、○月○日までにお振込いただけるとのこと、承知いたしました。
お振込先:○○銀行 ○○支店 普通 ○○○○○○○ カ)○○○○
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
段階2:正式な支払い催促メール(約束の日にも入金がない場合)
電話で約束した日にも入金がない場合、トーンを一段上げた正式な催促メールを送ります。
件名:【重要】お支払いのお願い|請求書No.○○(○○万円)
○○株式会社 ○○様
いつもお世話になっております。○○(自社名)の○○です。
○月○日にお電話にて、請求書No.○○(金額○○万円)について○月○日までにお支払いいただけるとのご回答をいただきました。しかし、本日時点で入金の確認が取れておりません。
つきましては、○月○日(本メール送付日から7日後)までにお支払いをお願いいたします。
上記期日までにお支払いが確認できない場合は、やむを得ず法的手続き(内容証明郵便の送付、支払督促の申立て等)を検討せざるを得ません。
円満な解決を望んでおりますので、何卒ご対応のほどよろしくお願いいたします。
「法的手続き」という文言は脅しではなく事実の告知です。支払わない側が契約違反をしている以上、法的手続きは正当な権利です。
段階3:内容証明郵便の送付(段階2でも入金がない場合)
メールでの催促にも応じない場合は、内容証明郵便を送付します。
内容証明郵便は「いつ、誰が、誰に、どのような内容の文書を送ったか」を郵便局が証明する郵便です。法的な証拠力があり、裁判になった場合に「支払いを請求した事実」を証明できます。
費用:約1,400〜1,500円(郵便料金+内容証明料金+書留料金+配達証明料金)。e内容証明(インターネット送付)も利用可能。
内容証明郵便を受け取った時点で支払いに応じる取引先は多い。「本気で回収に動いている」ことが相手に伝わるためです。
売掛金回収の段階別対処法は請求書を出したのに入金されない場合の対処法を参照してください。
回収を待てない場合:別の売掛金をファクタリングで即日現金化
売掛金の回収には時間がかかります。回収を進めつつ、「別の取引先への売掛金」をファクタリングで即日現金化して、当面の資金を確保する方法が現実的です。
未回収の売掛金そのものは、すでに支払い期日を過ぎているためファクタリングの対象にはなりにくい。しかし、他の取引先への健全な売掛金(入金前の請求書)は対象になります。
ペイトナーファクタリング:最短10分。手数料一律10%。1万円から。
ラボル:最短60分。手数料一律10%。365日対応。
OLTA:最短即日。手数料2〜9%。
ファクタリングの詳細はファクタリングおすすめ比較7選を参照してください。
未入金を防ぐ4つの予防策
予防策1:請求書に支払い期日を明記する。「○月○日までにお支払いください」と具体的な日付を記載。
予防策2:請求書に遅延損害金の条項を記載する。「お支払い期日を過ぎた場合は年14.6%の遅延損害金を申し受けます」。
予防策3:入金確認をルーティン化する。支払い期日の翌日に口座を確認し、入金がなければ即日連絡。カレンダーにリマインダーを設定。
予防策4:新規取引先には着手金を求める。「着手金50%+完了後50%」。全額未回収のリスクを半減。
請求書の改善ポイントは請求書の出し方を変えるだけで入金が早まる方法を参照してください。
資金繰り改善の全体像はキャッシュフロー改善の方法7選を参照してください。
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