ビジネスローン

ビジネスローンの総量規制は対象外?個人事業主が知るべき借入上限のルール

ビジネスローンを申込みたいが、個人のカードローンをすでに借りている。総量規制に引っかからないか。

結論から言えば、事業資金としてのビジネスローンは総量規制の対象外です。ただし、この「対象外」には条件があります。

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総量規制とは何か

総量規制は、貸金業法(第13条の2)に基づく規制であり、貸金業者からの個人の借入総額を「年収の3分の1」までに制限するルールです。2010年6月に完全施行されました。

総量規制は「個人の生活費としての借入」を対象としています。

対象:個人のカードローン、フリーローン、クレジットカードのキャッシング。

対象外:銀行からの融資(銀行は貸金業者ではない)。住宅ローン、自動車ローン。法人名義の借入。そして事業資金としてのビジネスローン

ビジネスローンが総量規制の対象外となる条件

貸金業法施行規則第10条の21に定められた「個人事業者に対する貸付け」の要件を満たす場合に、年収の1/3を超える借入が認められます。

具体的には、事業計画・収支計画・資金計画により返済能力を超えないと認められること。ビジネスローン会社が「この借入は事業資金である」と判断し、返済計画に問題がないと認めれば、総量規制の上限を超えた借入が可能です。

ただし、以下のケースでは総量規制が適用される可能性があります。個人事業主が「個人向け」のカードローンで事業資金を借りた場合。事業実態がないのに「事業資金」と偽って借入した場合。

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法人と個人事業主の違い

法人名義のビジネスローンは「法人」への貸付であるため、個人の総量規制とは無関係です。

個人事業主のビジネスローンは形式上は「個人」への貸付ですが、「事業資金としての貸付」は総量規制の例外として認められています。

借入上限に影響する要因

総量規制は対象外ですが、各ビジネスローン会社は独自の審査基準で融資限度額を設定しています。

年商(売上高)。年商の10〜30%程度が借入の上限目安です。

営業利益。毎月の返済額が営業利益を超える場合は返済不能とみなされます。

他社借入の状況。複数社から借入がある場合、追加借入は困難になります。

ビジネスローンの比較はビジネスローンおすすめ比較8選を参照してください。

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この記事の更新履歴

  • 初版公開

よくある質問

Q ビジネスローンは総量規制の対象ですか?
A

事業資金としてのビジネスローンは対象外です。貸金業法施行規則により、個人事業者に対する事業資金の貸付けは年収の1/3を超える借入が認められています。

Q 個人事業主はビジネスローンでいくらまで借りられますか?
A

法律上の上限はありませんが、各社の審査基準で個別に決定されます。年商の10〜30%程度が目安です。

Q 個人のカードローンとビジネスローンを同時に借りられますか?
A

借りられます。個人カードローンは総量規制の対象、事業資金のビジネスローンは別枠です。

Q ビジネスローンを3社から同時に借りることはできますか?
A

法的には可能ですが推奨しません。返済負担が増大し「申込ブラック」のリスクもあります。

深作浩一郎
この記事の著者・監修
代表取締役 深作浩一郎

深作浩一郎|株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン 代表取締役 / 空き家地方創生株式会社 取締役CFO。2,000社以上の中小企業支援実績を持つマーケティングコンサルタント。CFOとしてTOKYO PRO Market上場準備を主導し、監査法人対応・J-Adviser審査対応・財務戦略の策定・金融機関への融資交渉・資金繰り計画を統括。自らも通販会社の設立と会社売却を繰り返す仕組みを作り、法人カード・ビジネスローン・ファクタリング等の法人金融サービスを経営実務として活用。著書に『ゼロイチ起業』『現在の自分をお金に変える方法』。