法人カード

設立直後・起業1年目でも作れる法人カード5選|審査に通るための3つの準備

会社を設立したばかり。まだ決算を1度も迎えていない。この状態で法人カードは作れるのか。

結論から言えば、作れます。設立直後でも申込可能な法人カードは複数存在します。ポイントは「決算書不要・設立年数の制限なし」のカードを選ぶことです。

当メディアが中小企業経営者200名に実施した独自調査では、法人カードを持たない経営者のうち15%が「審査に通らないと思っている」を理由に挙げていました。しかし、年会費無料で決算書不要の法人カードが複数あり、申込の心理的ハードルは実態より高く設定されています。

この記事では、設立直後でも審査に通りやすい法人カード5枚と、審査通過のために事前に準備すべき3つのことを解説します。

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設立直後でも作れる法人カード5選

1位:三井住友カード ビジネスオーナーズ

年会費:永年無料。還元率:0.5%(対象店舗で最大1.5%)。限度額:最大500万円。審査書類:本人確認書類のみ(登記簿謄本・決算書不要)。

設立直後の企業に最もおすすめの1枚です。決算書も登記簿謄本も不要で、代表者個人の本人確認書類のみで申込可能。年会費永年無料のため、「とりあえず作ってみる」リスクがゼロです。限度額が最大500万円と年会費無料カードの中では最も高く、事業が成長しても対応できます。

詳細は「三井住友カード ビジネスオーナーズの評判」/ を参照してください。

2位:ライフカードビジネスライトプラス

年会費:永年無料。還元率:0.5%。限度額:10万〜500万円。審査書類:本人確認書類のみ(決算書不要)。

審査のハードルが最も低い法人カードの一つです。Visa/Mastercard/JCBの3ブランドから選べる柔軟性があり、設立直後の企業でも審査に通る可能性が高いカードです。

ライフカードビジネスライトプラス申込ページ

3位:セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費:永年無料。還元率:0.5%(対象サービスで2.0%)。限度額:審査により決定。審査書類:本人確認書類のみ。

年会費無料でアメックスブランドが持てる唯一の法人カードです。AWSやクラウドワークスなどのビジネスサービスでポイント4倍(実質2.0%還元)になるため、IT系・Web系のスタートアップに最適。

セゾンコバルトビジネス申込ページ

4位:freee カード Unlimited

年会費:永年無料。還元率:なし(0.5%相当をfreee利用料に充当)。限度額:最大1,000万円(銀行残高連動型)。審査書類:freeeアカウント保有。

銀行口座の残高に連動して限度額が決まるため、設立直後でも口座に資金があれば高い限度額を得られます。freee会計を利用しているスタートアップにとっては最も合理的な選択です。

freeeカードUnlimited申込ページ

5位:NTTファイナンス Bizカード レギュラー

年会費:永年無料。還元率:1.0%。限度額:40万〜80万円。審査書類:法人は登記簿謄本等、個人事業主は本人確認書類。

年会費無料ながら還元率1.0%は法人カード最高水準。ただし限度額が最大80万円と低めのため、経費の小さいスタートアップや、サブカードとしての利用に向いています。

NTTファイナンスBizカード申込ページ

審査に通るための3つの準備

準備1:代表者個人の信用情報を確認する

設立直後の法人カード審査では、法人の決算内容ではなく代表者個人の信用情報(クレジットヒストリー)が最も重視されます。CIC(指定信用情報機関)に開示請求を行い、延滞や自己破産の記録がないか確認してください。

準備2:固定電話を用意する(あれば有利)

固定電話の有無は信用力の判断材料の一つです。固定電話がなくても審査に通るカードは多いですが、あればプラス材料になります。IP電話(050番号)でも一定の効果があります。

準備3:法人口座を開設しておく

法人カードの引き落とし口座は法人名義の銀行口座が原則です。カード申込前に法人口座を開設しておいてください。メガバンクの口座開設に時間がかかる場合は、GMOあおぞらネット銀行やPayPay銀行など、オンラインで口座開設できるネット銀行が便利です。

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設立直後に法人カードを作るメリット

法人カードは設立直後こそ作るべきです。理由は3つあります。

経費と個人支出の分離。設立直後から法人カードで経費を支払えば、確定申告や法人決算の際に「どれが事業経費でどれが個人支出か」の仕分けが不要になります。

カード利用実績の蓄積。早い段階からカードの利用と完済を繰り返すことで、カード会社からの信用が積み上がり、将来的な限度額の増額やゴールドカードへのアップグレードにつながります。

キャッシュフローの改善。設立直後は手元資金が限られているため、カード決済による支払いの繰り延べ(1〜2ヶ月)がキャッシュフロー改善に直結します。

法人カードの選び方の詳細は「法人カードおすすめ比較ランキング10選」/ を参照してください。

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この記事の更新履歴

  • 初版公開
  • 修正

よくある質問

Q 設立1ヶ月でも法人カードは作れますか?
A

作れるカードがあります。三井住友カード ビジネスオーナーズ、ライフカードビジネスライトプラス、セゾンコバルトビジネスは設立年数の制限がなく、決算書も不要です。代表者個人の信用情報に問題がなければ、設立1ヶ月でも審査に通る可能性があります。

Q 個人事業主で開業届を出したばかりでも法人カードは作れますか?
A

作れます。上記5枚はすべて個人事業主の申込に対応しており、開業届の提出は必須ではないカードがほとんどです。本人確認書類のみで申込可能です。

Q 設立直後で法人口座がまだない場合はどうすればいいですか?
A

法人口座の開設を先に行ってください。GMOあおぞらネット銀行やPayPay銀行であればオンラインで申込可能で、最短数日で開設できます。法人口座の開設が間に合わない場合は、freeeカードUnlimitedのようにfreeeアカウントとの連携で利用開始できるカードも選択肢です。

Q 審査に落ちた場合、他のカードに申込めますか?
A

申込めますが、短期間に複数社に同時申込するのは避けてください。1社に申込み、結果が出てから次を検討する流れが安全です。6ヶ月以内に3社以上に申込むと「多重申込」と判断されるリスクがあります。

深作浩一郎
この記事の著者・監修
代表取締役 深作浩一郎

深作浩一郎|株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン 代表取締役 / 空き家地方創生株式会社 取締役CFO。2,000社以上の中小企業支援実績を持つマーケティングコンサルタント。CFOとしてTOKYO PRO Market上場準備を主導し、監査法人対応・J-Adviser審査対応・財務戦略の策定・金融機関への融資交渉・資金繰り計画を統括。自らも通販会社の設立と会社売却を繰り返す仕組みを作り、法人カード・ビジネスローン・ファクタリング等の法人金融サービスを経営実務として活用。著書に『ゼロイチ起業』『現在の自分をお金に変える方法』。