株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン(本社:北海道札幌市、代表取締役:深作浩一郎)が運営する法人向け資金調達メディア「中小企業社長のための資金調達方法」は、中小企業経営者200名を対象に実施した「中小企業の資金調達実態調査 2026」の中から、ビジネスローンの利用実態に関する調査結果を公開いたします。
調査概要
調査名:中小企業の資金調達実態調査 2026 調査対象:従業員300名以下の企業の経営者・役員・個人事業主(20〜59歳) 有効回答数:200名(うちビジネスローン利用経験者44名) 調査方法:インターネットリサーチ(Freeasy) 調査時期:2026年5月 調査主体:株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン
主要な発見
1. ビジネスローンの利用経験は22%、検討止まりが12%
「ビジネスローンを利用したことはありますか?」と質問したところ、「現在利用中」9%と「過去に利用したことがある」13%を合わせて22%の経営者が利用経験を持つことがわかりました。「検討したが利用しなかった」は12%、「利用したことがない」は66%でした。
銀行融資の利用率(プロパー39%、信保付き43%)と比較すると大きな差があり、ビジネスローンは依然として「第二の選択肢」に位置付けられていることがわかります。
2. ビジネスローンを選んだ理由1位は「銀行融資の審査に時間がかかる」27%
利用経験のある44名に「選んだ最大の理由」を聞いたところ、1位は「銀行融資の審査に時間がかかるため」27%でした。2位は「銀行融資の審査に落ちたため」23%で、上位2つを合わせると50%が「銀行融資では間に合わない・通らない」という消極的な理由でビジネスローンを選択しています。
「無担保・無保証人で借りられるため」18%、「少額を短期間だけ借りたかったため」14%といった、ビジネスローン固有のメリットを理由に選んだ層は32%でした。
3. 実際の適用金利、最多は「年10〜15%」32%
利用経験者に実際に適用された金利を聞いたところ、「年10〜15%未満」が32%で最多でした。「年5〜10%未満」27%、「年15〜18%」14%、「年5%未満」14%と続きました。
「覚えていない・わからない」が14%存在しており、自社が支払っている金利を正確に把握していない経営者が一定数いることも注目すべき点です。
4. 利用者の36%が「金利が想定より高かった」と回答
利用経験者にビジネスローンの利用で困ったことを複数回答で聞いたところ、「金利が想定より高かった」が36%で最多でした。「希望額より少ない金額しか借りられなかった」32%、「返済が苦しくなった時期があった」27%が続きました。
一方で「特に困ったことはない」は23%にとどまり、4人に3人は何らかの困りごとを経験していることになります。「銀行融資の審査に悪影響があった」は9%と少数でしたが、ビジネスローンの利用が銀行融資の審査に影響する可能性を示唆するデータです。
5. 検討したが利用しなかった理由、1位は「金利が高すぎる」33%
ビジネスローンを検討したが最終的に利用しなかった24名に理由を聞いたところ、「金利が高すぎると感じた」が33%で最多でした。「審査に落ちた」17%、「銀行融資で間に合った」17%が続きました。
「怪しいサービスだと感じた」が8%存在しており、正規のビジネスローンに対しても一部の経営者が不信感を持っていることがわかります。
調査結果についてのコメント
当メディア監修者の深作浩一郎は次のようにコメントしています。
「ビジネスローン利用者の36%が『金利が想定より高かった』と回答している点は重要です。これは事前の金利比較が不十分なまま申込んでいる経営者が多いことを示唆しています。ビジネスローンの金利は年2〜18%と幅が広く、同じ借入額でもサービスの選び方で利息負担が数倍変わります。申込前に複数社の金利条件を比較することが、コスト削減の第一歩です」