卸売をゼロから理解!小売、販売代理店との違いを解説【初心者向け】

「卸売」という言葉はよく聞きますが、あなたは実際に頭の中でイメージすることはできるでしょうか。
本日は、卸売制度について、初心者でもわかるようゼロから説明し、あわせて似て非なる業態である「小売」「販売代理」との違いも解説します。

卸売とは

卸売は、メーカーから商品をまとめて仕入れ、それを小売店や企業などの「事業者」に販売する役割を担うビジネスです。
消費者向けに販売する小売とは異なり、「事業者同士の取引(BtoB)」が基本で、商品を自社で仕入れるため在庫管理や配送業務も重要な仕事になります。

代表的な卸売企業例
専門卸:食品卸の国分グループ、電機卸の小島按針など
大手総合商社:三菱商事、伊藤忠商事、三井物産

小売とは

小売は、卸売業者やメーカーから商品を仕入れ、それを一般消費者向けに販売するBtoCのビジネスモデルです。
店舗運営やECサイトを通じて消費者ニーズに応じた品揃え・接客・販売促進を行い、在庫管理やアフターサービスも担います。

代表的な小売企業例
コンビニエンスストア: セブン-イレブン・ジャパン、ローソン。
​スーパーマーケット: イオンリテール、イトーヨーカ堂。

販売代理店とは

代理店はメーカーの商品を直接紹介・契約を取り付け、成約時に手数料(コミッション)を受け取ります。
販売先は卸売業者(二次流通へ流す場合)、小売業者(店舗販売)、またはエンドユーザー(BtoB企業や個人)で、代理店が地域や業界に特化して営業することが多いです。
​在庫リスクがないため初期投資が少なく、マーケティング支援やアフターサービスもメーカー負担となるケースがあります。

代表的な販売代理店例
家電・携帯: ノジマ(コネクシオ経由)、ケーズホールディングス
​IT・SaaS: インフォマート(BtoBプラットフォーム)、freee、SATORI(マーケティングツール)

3つの違いを表で比較

項目卸売小売販売代理店
主な取引先小売店・事業者(BtoB)一般消費者(BtoC)事業者・消費者(手数料ベース)
在庫自社で持つ(リスクあり)自社で持つ(リスクあり)基本持たない
収益源仕入れ値と販売値の差仕入れ値と販売値の差成約手数料(コミッション)
主な役割物流・在庫調整店舗運営・接客紹介・契約代行

卸売制度のメリット・デメリット

メーカー側

  • メリット:全国展開しやすく、在庫・物流をアウトソーシングできる
  • デメリット:価格競争に巻き込まれやすく、ブランドコントロールが難しい

卸売業者側

  • メリット:大量仕入れで安定供給、複数メーカーの商品を扱える
  • デメリット:売れ残り在庫リスク、値下げ圧力を受けやすい

どのビジネスモデルを選ぶべきか

  • 卸売制度向き:大量生産品、全国流通を狙うメーカー
  • 直販・小売直結:ブランド価値を重視、ファン獲得を狙うD2C
  • 販売代理店:初期投資を抑え、営業網を素早く広げたいSaaS・サービス業

商材特性と目指す市場規模で使い分けると効果的です。

まとめ

卸売・小売・販売代理店の違いは、「誰に売るか」「在庫を持つか」「どうやって儲けるか」の3点で明確に分かれます。

  • 卸売:事業者に大量販売、在庫リスクあり、差益で稼ぐBtoBの流通屋さん
  • 小売:消費者に1個ずつ販売、在庫リスクあり、差益で稼ぐBtoCの販売店
  • 販売代理店:紹介・契約代行、在庫なし、手数料で稼ぐ仲介業者

自社の商材と目指す市場に合った仕組みを選ぶことが成功の第一歩です。

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