ホームページやブログを運営していると、「もっと多くの人に見てもらいたい」「検索結果で上位表示されたい」と思うことは自然なことです。そのためのひとつの方法として、多くのサイト運営者が取り組んでいるのが「相互リンク」です。
しかし、いざリンクを依頼しようとすると、「どんな文章を書けば失礼にならないか」「返信をもらいやすい書き方は?」と悩む方も多いのではないでしょうか。実際、相互リンクの依頼メールは、書き方次第で返信率が大きく変わってきます。
そこで本記事では、実際にリンク依頼が成功したメールの文面例を中心に、相手に好印象を与えるポイントや注意点を交えてご紹介します。テンプレートとしても活用できる例文をいくつか掲載していますので、これから相互リンク依頼をされる方は、ぜひ参考にしてください。

【例文①】スタンダードで丁寧な依頼文
件名:相互リンクのご提案(●●ブログ) ○○様 突然のご連絡をお許しください。 「●●ブログ(https://example.com)」を運営しております●●と申します。 このたび貴サイト「○○○○」を拝見し、とても有益なコンテンツを多く発信されていることに感銘を受け、すでに当方のリンク集ページにてご紹介させていただきました。 【当方のリンクページ】 https://example.com/links 相互リンクをご検討いただけないかと思い、ご連絡差し上げた次第です。 もしご都合がよろしければ、下記の情報を参考にご紹介いただけますと幸いです。 ――――――――――――――― サイト名:●●ブログ URL:https://example.com 紹介文:□□ジャンルの最新情報を掲載しています。 ―――――――――――――――
解説:
もっとも丁寧で無難な例文です。相手へのリスペクトが伝わること、すでにリンクを設置したと伝えて行動を見せることがポイントです。
【例文②】すでにリンク設置済みでアピールする文面
件名:相互リンクのご提案(●●ブログ) ○○様 突然のご連絡をお許しください。 「●●ブログ(https://example.com)」を運営しております●●と申します。 このたび貴サイト「○○○○」を拝見し、とても有益なコンテンツを多く発信されていることに感銘を受け、すでに当方のリンク集ページにてご紹介させていただきました。 【当方のリンクページ】 https://example.com/links 相互リンクをご検討いただけないかと思い、ご連絡差し上げた次第です。 もしご都合がよろしければ、下記の情報を参考にご紹介いただけますと幸いです。 ――――――――――――――― サイト名:●●ブログ URL:https://example.com 紹介文:□□ジャンルの最新情報を掲載しています。 ―――――――――――――――
解説:
「すでにリンクを貼っている」ことを伝えることで誠意を見せられ、相手の信頼を得やすくなります。先に行動していることで返信率も上がる傾向にあります。
【例文③】ジャンル特化型サイトに送る場合
件名:□□ジャンルに関する相互リンクのお願い ○○様 はじめまして。「●●ブログ(https://example.com)」を運営しております、●●と申します。 貴サイト「○○○○」は□□ジャンルにおいて非常に情報が豊富で、いつも参考にさせていただいております。 当方も□□ジャンルを中心にブログを運営しており、同じテーマで発信しているサイト同士、相互リンクを通じてユーザーの利便性を高めることができればと考えております。 下記の情報をご確認のうえ、ご検討いただけますと幸いです。 ――――――――――――――― サイト名:●●ブログ URL:https://example.com 紹介文:□□に関する最新情報や解説記事を掲載しています。 ――――――――――――――― ご多忙中恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
解説:
ジャンルに特化した相手には「共通テーマがある」ということを強調するのが効果的です。同じ読者層に向けた運営者同士の連携という形で提案するスタイルです。
【例文④】すでに交流がある相手向け
件名:相互リンクのお願い(●●ブログ) ○○様 いつもお世話になっております。 「●●ブログ(https://example.com)」の●●です。 最近も○○様の最新記事、拝見しました。特に○○のテーマは非常に共感しました。 さて、今回は相互リンクのお願いでご連絡差し上げました。 ブログの読者にもおすすめしたく、リンクを貼らせていただいたのですが、もしよろしければ当ブログへのリンクもご検討いただけますでしょうか。 ――――――――――――――― サイト名:●●ブログ URL:https://example.com 紹介文:□□に関するコラムやレビューを掲載しています。 ――――――――――――――― お手すきの際にご検討いただけますと嬉しいです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
解説:
すでにやりとりがある相手には、あらためて礼儀正しく依頼しつつもカジュアルな温度感を保つのが大切です。気軽にOKしやすい文面になっています。

◆相互リンク依頼メールに共通して重要なポイント
どの文面にも共通して大切なのは、以下の5点です。
- 相手のサイト内容を事前にしっかり確認すること
└「なぜそのサイトに依頼したのか」が伝わると、誠意が伝わります。 - 相手にとってのメリットを明確にすること
└ 一方的なお願いにならないよう「読者にも有益」などの視点が大切です。 - 失礼のない丁寧な言葉づかいを心がけること
└ 特に初対面の場合は、礼儀を重んじた表現が基本です。 - こちらのサイト情報を簡潔に明記すること
└ サイト名・URL・紹介文の3点は、わかりやすくまとめて提示します。 - 断る選択肢を相手に残すこと
└ 強制的な印象を与えないことで、返信しやすくなります。
◆まとめ:依頼文の質が、返信率を左右する
相互リンクは、今でもSEOや読者導線の強化に有効な施策のひとつです。
しかし、その効果を得るためには、誠意と配慮のある依頼メールが不可欠です。
今回ご紹介した5つの文面例は、それぞれ異なる場面に合わせたテンプレートです。
ご自身のサイトのトーンや相手の雰囲気にあわせてカスタマイズしながら、使ってみてください。
一通のメールが、新たなつながりを生み、サイトの信頼性や認知度アップにつながることもあります。
丁寧なやりとりを心がけて、信頼関係を築いていきましょう。

株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン代表取締役他数社のオーナー。ビジネス書著者。連続起業家。
マーケティングとAIの専門家として知られる。特にAIを活用した中小企業向けのビジネスモデル開発に精通。2014年の法人設立後、自身の経験をもとに起業や独立・経営支援の分野のコンサルティングで顕著な業績を上げ、クライアントの持続的な成長をサポート。コンテンツビジネスを中心に、起業家や各種専門家へのコンサルティングを手掛け、複合型マーケティング戦略の立案・提案を得意とする。
2019年に自社の販売代理店制度を確立し、オンライン専業の新しい時代の販売代理店モデルを構築。国内のビジネスメディア各所で注目を集め、300以上の代理店が加盟。起業指南本およびコンテンツビジネスとマーケティング集客に関するビジネス書を出版し、いずれもAmazon1位のランキングを獲得。
札幌に会社の登記を移転して以来、地元の大学生に起業教育を提供。関連会社やグループ会社を設立し一部のインターン生を社長に任命。初年度から黒字経営を達成するなどの取り組みもありインターン専門WEBマガジンが選ぶ「インターンシップが人気の企業」にも選出される。オーナー経営をする会社の売上と集客を改善するために開発したChatGPTブログ自動生成AI自動化ツール「エブリデイ・オート・AI・ライティング(EAW)」は、広告費0円で訪れた初見客が10万円を超える高単価商品を買っていただける記事を自動生成することに多くのジャンルで成功し、利用者が月150〜190万円の売上の純増を記録するなど実績多数。マーケティングとビジネスノウハウを伝える無料メールマガジンは経営者からビジネスパーソンまで1万人以上の読者が購読中。
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